森林づくり運動の目指すもの(目標)

循環の理念を体感しよう!

水を育むのは、森林とその大地です。

緑豊かな森林で育まれた清冽な水が、一筋の流れとなり渓谷を縫い
大小の滝となり、河川を潤しながらやがて大海へ注ぎ、
また、雨や雪となり森林に戻ってくる。
その循環の中で水は、生命を育み多様な生態系を維持するとともに

大地に豊かな実りを与え、多彩な自然景観をつくりあげます。
日常生活や産業活動など様々な分野で私たちが、
森林からの恩恵を受けていることを理解・体感しましょう。

未来へつなぐ森林づくりをはじめよう!

森林をつくり、守り育てるためには、長い年月を必要とします。
今ある豊かな森林を後世に引き継ぐためには、次世代への働きかけ、
世代間の共通認識、森林や林業への教育が必要です。
森林を育て活用する林業技術も長い経験の中から培われてきたものです。
また、「生きる力」を身につける教育の場として、森林は格好の教材となります。
子供たちと一緒に森林とふれあいましょう。

森林と人との共生を実現しよう!

森林を尊重し、いたわり、働きかけ、頼りあう心を体感できることが大切です。
このためには、私たちが森林を知り、森林との関わりを通して共に生きる価値観を持つことが必要です。
また、森林・林業に携わる林業関係者の方々と共通する認識を持つことも大切です。
なぜ、今、私たちが森林づくりを考え進めるのか
しっかりした動機付けを持ちましょう。